ジュネーブ 賃貸契約
賃貸契約の条件
スイスの賃貸市場は貸し手市場です。特にチューリッヒ、ジュネーブは持ち家率が低く(30%~40%)一部のオーナーが大半の賃貸物件を保有しています。
借りられるかどうかは、まさにオーナー、そしてその前にいる不動産代理店次第といえます。
必要書類
- 滞在許可証
最近、駐日スイス大使館でペルミ発行の認可をもらってからスイスに入国しなければならないとされています。このペルミ発行許可をもって入国すれば2週間ほどでおります。
*アパートを借りる、銀行口座を開ける等々、何をするにも必要なのがこの滞在許可証(以下、ペルミ)。 ところが、発行が遅く、3ヶ月から半年は当たり前、1年も実際にありました。
実際には、連邦とカントン(州)の認識に大きな開きがあり、駐日スイス大使館でジュネーブに行ってから申告しなさい、 と言われた方も多くいらっしゃいます。こちらの移民局も杓子定規に扱いませんので、そんな場合もご安心ください。 - 支払保証
アパートを借りる際に一般的には3か月分の給与証明、あるいは留学生の場合、1年分の支払いを保証するに足る預金残高を要求されます。
- その他
パスポートコピー、ジュネーブでの雇用契約、留学生の場合、大学や学校からの入学許可のレターのコピー。E-Mailのコピーより正式なレターの方が良い。また、学生の場合、現地保証人を求められる場合があります。
契約期間
契約期間は通常2年。解約通知は契約終了2-3ヶ月前。これを忘れると1年あるいは2年自動更新となってしまいます。
また、契約途中で出る場合、契約終了までは契約者責任となります。次の入居者が見つかるまでは払いつづけなければなりません。
最近、1年やそれ未満でも受ける物件が増えつつありますが、基本は2年です。
敷金・礼金
敷金は家賃の3ヶ月分。退出時に必要な修理費を差し引いて返還されます。返還は退出後1か月~6か月。
弊社アパート探し手数料は、手数料一覧をご参照ください。
*敷金(保証金)は不動産屋からのレターをもって銀行に保証金としてブロックします。したがって、滞在許可証取得後は速やかに銀行口座を開く必要があります。弊社の場合、直接お預かりいたしますが、不動産屋から「又貸し(スールエ)の許諾」のレターをもらっています。大家、不動産代理店の許諾がないと、退出命令が出る場合があります。また、大家が認めていない又借しだと退出時のダメージカバーなどの損害保険が下りない場合があります。公認又貸しの有無を確認して契約してください。特に友達同士の貸し借りの場合は要注意です。
家賃相場
場所、環境によって下記より安い物件もあります。
- 間借り
600フラン~1000フラン。台所が使えないとか、シャワーのみ使用可などもありますので、事前に確認が必要です。 - ステューディオ
家具なしで、800フランから2000フラン。もちろん広さ、場所によって違います。家具付きで1200フランから3000フラン。 - 2LK(キッチンで食事可)、広さは50~70平米。家具なし、バス・トイレ付で1800フランから3000フラン。
- 物件案内で最もニーズが高いのが2LDK 、3LDK 、広さが60平米~100平米。このあたりの物件が最も探しにくいといえます。
スイスの2大賃貸情報サイトです。ご参考
入退出時のチェック
入室時チェック(エタデリュウアントレ)と退出時チェック(エタデリュウソルティ)、特に入室時は大切です。大体専門家がいてチェックをしますが、気が付いたことはどんどん言っておかないと後で法外な修理費を請求されます。 特に電気関係は弱いので、冷蔵庫や電気系統のチェックは十分にしましょう。また、入室時に保険もしっかり調べて掛けておきましょう。特に学生用の安い保険ではカバーできない場合もあります。