スイス・ジュネーブ基礎情報
スイス概要
1291年8月1日。3つの州の代表がリュトリに集まり、独立の誓いを交わし始まったスイス連邦。
カントン(独語Kanton 仏語Canton)と呼ばれる地域(州)の独立性を尊重する国家の理念は今でも変わることがなく、全26カントン(20の州と6つの準州)それぞれが一つの小国と同じように自治権をもち、175の行政地区と日本の市町村にあたる自治体(独ゲマインデGemeinde仏コミューンCommune)で構成されています。
ヨーロッパの中心部に位置し、九州程度の小さい国土ながら地理的にも気候も多様性にあふれ、文化的にも非常に多彩です。
国名 | スイス連邦 |
首都 | ベルン |
面積 | 約4万k㎡(ほぼ九州と同じ) |
人口 | 約740万人 |
公式言語 | ドイツ語、フランス語、イタリア語、ロマンシュ語 |
政治 | カントン(州):26 ※準カントンを含む |
宗教 | ローマカトリック(42%)、プロテスタント(35%)、その他(23%) |
ジュネーブ
三方をフランスに囲まれたジュネーブは、フランスの影響を色濃く映す街。国連欧州本部をはじめ、200以上の国際機関のほか、フランス語圏の金融および商業の中心地。街のシンボルは、140mの高さまで水を噴き上げる「ジェッドー(大噴水)」。もうひとつ、ジェネボワ(ジュネーブ人)たちが愛してやまないのが、モンサレーブ(サレーブ山)。
山自体はフランス国内に位置するが、ロープウェイ乗り場までジュネーブの公共バスが乗り込んでおり、展望台から見下ろすジュネーブ市街は絶景。
また、街には質の高いミュージアムが多く、公園面積もスイス一を誇る。さらに、市街から少し足をのばせば、緑豊かなローヌの森やブドウ畑などの雄大な自然が広がる。
下記写真をクリックすると拡大写真がみられます。 | |||
「街の中から観るジェッドーとモンサレーブ」 | 「モンサレーブ遠景」 | 「モンサレーブ下ロープウェイ乗り場」 | 「モンサレーブからジュネーブ一望」 |
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月 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
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最高気温 | 5 | 6 | 9 | 13 | 18 | 22 | 23 | 23 | 19 | 13 | 9 | 7 |
最低気温 | -6 | -6 | 1 | 5 | 10 | 14 | 16 | 16 | 11 | 6 | 0 | -6 |
降水量 | 64 | 74 | 70 | 58 | 69 | 90 | 62 | 109 | 93 | 67 | 96 | 65 |
気 候 |
気候地中海性気候と大陸性気候の影響を受け、更に北からの寒帯性気候、西から大西洋の海洋性気候の影響を受け、3000メートルもの大きな標高差によって、大きくない国土に複雑で多様な気候がうみだされています。 各地で局地的・地域的な微気候がみられるのも特徴のひとつ。 森林地帯では針葉樹と落葉樹の両方が生育し、山頂と麓の村で10度以上も気温差がある事も珍しくありません。そうした地理的条件(位置、標高、日照、風の影響)による気候の変化のほか、四季によっても異なります。夏は30度以上になる時もあれば、冬はマイナス10度、15度になります。 日照時間は、季節によりかなり差があります。夏は夜10時でも明るく、冬は4時には暗くなります。夏は北海道の感じで、冬は低い雲が頭の上にかかりどんよりとした日が続きます。春や秋の天気は雨・晴・曇りと1日の内でも大きく変化する日が多いです。 服装等1日の寒暖の差が大きく、夏でもカーディガン等の上着は必需品。冬はセントラルヒーティングのおかげで屋内では半袖や軽装で過ごせます。ただ、一歩外へ出ると厚手のコートや手袋、マフラーなど十分な防寒が必要。 日本と比べると季節間の気温差が激しいだけでなく、一日の中でも変動が激しい。 夏でも長袖の上着を持ち歩くなど変動への対処は常にしましょう。山は特に激しく、軽いハイキングのつもりでも十分な防寒対策は必要です。 また、紫外線が強いので、サングラスや紫外線防止クリームも必需品。 |
祝祭日 |
長期休暇(学校休暇)ジュネーブの学校には大きな長期休暇が5つあります。ただし、学校により日付が違う場合がありますので注意が必要です。
2012年の祝祭日スイスの祝祭日 Public Holidays 日本とは考え方もルールも全く異なります。スイス連邦が定めた”国民の祝日“は建国記念日(独:Nationalfeiertag Schweiz、仏:Fete nationale Suisse)だけです。 法定祝祭日はカントンごとに、1年に8日まで自由に制定できることになっています。全国共通になっている新年(独:Neujahrstag、仏:Nouvel an)とキリスト昇天祭(独:Christi Himmelfahrt 、仏:Ascension)、 クリスマス(独:Weihnachten、仏:Noel)のほか、大部分のカントンが制定しているもの、通例として休日になるものを含めると下記のようになります。 カトリック教徒が大部分を占める州では、キリスト生誕や復活また聖人に関する宗教的な祝日が数多くあります。 また地元の祭りの日がその地域だけで祝日になるなどさまざまです。 スーパーや百貨店、ショップがその地域だけ休みの場合もあります。 1月1日 元旦 |
時差 |
スイスは日本より-8時間。日本が正午時、スイスは午前4時。 |
生活習慣 |
大きな音音には非常に厳しく、夜10時から朝7時まで大きな音は出せません。 日曜日日曜日は、キリスト教の休息日。大きな物音を出さずに静かに家で過ごすことが通例です。掃除機をかけたり、日曜大工などしないようにしましょう。最悪、警察官が注意に来てびっくり、なんてことになりかねません。またお友達を自宅に誘う場合も日曜日は避けるようにしましょう。 スイス人は冷たいスイス人は冷たいです。はっきりと物事を言い、自分の担当の仕事以外はしません。また、日本的なサービス精神はありませんので、仕事を頼んだらのんびり構えて待つことが心の平安につながります(笑) |
買い物 |
物の値段などジュネーブは世界でも有名な高物価。日本と比べても2倍~2.5倍は高い感じがしますが、そこまで高くはありません。ただし、競争が少なく、安売りがあまりないので、品質、価格ともに日本比ずいぶん高く感じます。 ショッピング普段の生活にはミグロやコープというスーパーがあちこちにあります。食料品中心ですが、生活用品も少しは売っています。食料品・日用品・衣料・文具等ほとんどの物は普通のスーパーで手に入ります。また、規模が大きなモールもいくつかあり、専門店やレストラン街、地下駐車場など完備しています。 また、水曜日、土曜日には市場があちこちで開かれ、フランスの市場にも良く買い物に出かけます。ジュネーブ近辺では、フェルネー(空港の向こう)やディヴォンヌが有名です。尚、通貨はユーロですが、スイスフランも使えます。ただし、交換レートは向こうにお任せですが。 フランスには、ジュネーブ以上に大きなスーパー、市場があり、シャンピオン、アンターマルシェ、ルックレー、カリフールなどが大きなところで、日曜日の午前中開いている店もあります。 営業時間日曜日に開いている店はレストランを含め、ほとんどありません。空港、中央駅は開店を認められていますが、お客様が集中するのは否めません。 すべてのお店が同じ時間に開閉店するわけではありませんが、下記時間は大体の目安としてください。 |
飲み水 |
水道水は石灰分が多い硬水です。どうもなじめないとおっしゃり、ミネラルウォーターを飲料用から料理用まで購入されている方もいます。 |
治安 |
ジュネーブは治安のよい街だと言われています。日本の都会と同じだと思っていただいて良いでしょう。 |
電圧とプラグ |
電圧は220~240ボルト50ヘルツ。2つ穴のプラグも三股プラグで使用可能。プラグはCまたはSEタイプ。ただし、プラグの形状によってはコンセントに入らないので、注意が必要。
写真右は、真ん中の形状を四角い角が丸のプラグに変換するもの。電化製品を購入の際は、こうしたプラグの違いがあることもご注意くださいね。四角の丸型のプラグは、左の平らなコンセントに入れると角が邪魔で一つか二つの電化製品しか使えない場合があります。
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